» ベイルアウト!!海人的日記

2013.10.02カテゴリー : リフォーム日記

ベイルアウト!!

先週の土曜日は朝から宮崎市内へ行き、日本青年会議所宮崎

ブロックの会議に出席した後、「JAPAN PRIDE」というセミナー

に参加しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和訳にすると、日本:誇り となり、昔の戦国武将や武士道、あるいは

大東亜戦争の中から日本人らしさを導き出すようなセミナーかと

思っていたら全く違うものでした。

↓ ↓ ↓ この文章を読んでみてください。

 

 

1999年11月22日午後、航空自衛隊入間基地所属のT33型ジェット練習機が

入間川河川敷に墜落しました。その際、東京電力の高圧送電線を切断 し、

東京・埼玉の約80万世帯で停電となりました。電線切断による停電は都市

のもろさの再認識となり、マスコミの論調は私の知る限り「税金の無駄使い」

的 な、冷淡なものであったと思います。

 

 

 

ところが私の属する「フォーラム」で別な観点の紹介がありました。当日の

ニュースステーションで(私は普段テレビをほとんど見ず、この番組も見て

い ませんが)国際コンサルタントの岡本さんという人が出演しており事故の

お詫びをする防衛庁長官の画像についてコメントを求められ、

 

 

 

「私の事務所でも停電のためにコンピュータが止まり、大いに迷惑はして

いるが、今の報道を見ると、脱出用パラシュートも開かぬままとなっており、

脱 出のチャンスを失ってまで、住宅地への墜落を回避した可能性が高い。

であれば、パイロットの行為は人間の尊厳に満ちたものであり、にも関わらず、

まず、こ の行為に対して、長官が哀悼の意を表しなかったとすれば、

ご遺族の方々は、何と思うだろうか、誠に遺憾である」 と語ったそうです。

 

 

 

(実際には防衛庁長官は会見で、亡くなったパイロットへの、哀悼の意を

表したそうです。報道の編集作業の恐さですね。報道には必ず「誤報」が

あります。意図したもの、せぬものがあるでしょう。しかしそれ以上に恐ろしい

のは「編集」です。簡単には「強調」と「省略」です。)

 

 

 

又、別なフォーラムでこのような会話がありました。

 

 

 

「ベテランのお二人は、最低安全高度については熟知されていた筈です

から、二人とも『自分が助かるため』に脱出装置を使われたとは思えない

のですが」

 

「自衛隊パイロットへのインタビュー記事でしたか、こんな記述を読んだこと

があります。もし住宅密集地の上空でエマージェンシーに遭遇したら、

どうするのかとの質問に対するパイロット氏の答え、

 

『被害を最小限にとどめるため、最後まで操縦を続ける覚悟はあります』

 

と言い切った上で、

 

『ただ、最後の瞬間に、わずかでも時間があれば、脱出装置は作動させます。

そうしないと、脱出装置を整備した整備員に、要らぬ心配をかけますから』

とのことでした。」

 

 

 

産経新聞2000.8.3朝刊から「自衛隊半世紀」と題する特集記事が始まって

おり、プロローグとしてこの事故が取り上げられています。その冒頭で、なぜ、

航空自衛隊のパイロットは「ベイル・アウト(緊急脱出)」を二回叫んだのだろうか。

 

 

 

と、記しています。「パイロットはベイル・アウトを通報した後、十三秒後にもう一回、

同じ言葉を叫んでいた。」この十三秒は、正に上記の『被害を最小限にとどめるため、

最後まで操縦を続ける覚悟はあります』に合致します。そして、

 

 

 

『ただ、最後の瞬間に、わずかでも時間があれば、脱出装置は作動させます。

そうしないと、脱出装置を整備した整備員に、要らぬ心配をかけますから』

 

を、完璧に実現しています。

 

 

1999年11月22日に起きた航空自衛隊機墜落事故についての

お話です。

読んだ方は何を感じたでしょうか?

私の感想は、高度300m以上でベイルアウトしなければ助から

ないことを熟知しているパイロットの地域住民を巻き込みたくない

という「覚悟」と整備担当者にいらぬ世話はかけたくない、と助から

ないと分かってるのに敢えてベイルアウトした「思いやり」を感じ

ました。

このように現代でも、日本人の誇り・精神は脈々と受け継がれて

いるのですね。

さぁ私は子どもに何を伝えましょうか?

ご飯を食べられることに感謝する。

家に上がる時は靴を揃える。

トイレはいつも綺麗に保つ。

誰に対しても大きな声で挨拶する。

我々が子どものころ親から言われてきたことって、言われながら

受け継いできたことなんですね。

こんな当たり前に感じていることも日本人の素晴らしい精神文化

だと思うし、私たち子育て世代は意識してそれを次世代に伝えて

いかなければなりません。

 

 

ページトップへ