やっと、ついに木造建築の最高峰である法隆寺に行ってまいりました☆
築1300年・・・って創建当時の世の中ってイメージできますか??
パソコンも携帯電話も自動車も電気も無い時代によくぞこれだけの建物を
創ったなぁと感動してしまいます。そしてこの技術は2010年の今でも
口伝として伝えられているのです(^^)☆
この回廊の柱の形状はエンタシスと言いまして、古代ギリシャのパルテノン神殿
と同じ技法を用いています。これは上下を細くする、または上部だけを細くする
ことによって、下から見上げたときに真っ直ぐ安定して見えるそうです、大空間の
巨大建築物に使われる技法です(^^)☆
五重塔。
うっ、美しい・・・この屋根の比率が現在大工さんが使う「差し金」
のタテとヨコの比率になっています。日本版の「黄金比」ですね(^^♪
ロマンだー。
細部に至るまで豪華絢爛な装飾が施されています。この瓦や垂木飾りは
復元でしょうが、この時代の仏教に対する国民の信仰の深さが伺えます。
ロマンを感じます。。。☆
金堂。
これは昭和の大改修で日本最後の宮大工棟梁、西岡常一氏が
手がけました。この建物の角から45度の方向に出て屋根を支えている
材を「隅木」といいますが、修復の際この隅木を取り付けるときに
設計より5センチ上げて取り付けるよう指示したそうです。なぜか??
それは「1000年後に設計図どおりの形になるから」ということでした。
何冊にも亘る大学ノートに西岡氏が手計算した構造計算書がその根拠でした☆
うーん、ロマンだ。
夢殿。
この建物は外周に8角形に柱が立ち、内部にも8角形に柱が建っています。
ということはこの建物は16本の柱で構成されているのです☆
非常にシンプルながら、見てて思ったのはどの角度から見ても美しい・・・
ということです。五重塔にしても金堂にしても、どんな位置から角度から
全てにおいて美しいということです。これぞまさに建築物の最高峰では
ないでしょうか。また、代々寺社仏閣に携わる宮大工は本当に質素な
生活をしていました。仕事が無いときは畑を耕し自給自足、お寺で使う
竃のフタを作ってみたり・・・普通に考えると、寺社仏閣の仕事が無いなら
次の仕事が入るまで民間の家創りをしたり・・・と思いますが、
宮大工という職業はそのお寺のためだけに存在するのだということでした。
とても気高さを感じますし、だからこそこの建物が2010年の現在も
しっかりとここに存在するのでしょうね。。。(*^^)v
ロマンありすぎる・・・。
ずっと会いたかった建物に会えて幸せな海人でした。(#^.^#)
さぁ明日は宮崎の「東宮の家」に完成見学会に行ってまいります!
ちなみにこの家の大黒柱は法隆寺の夢殿の柱より大きいですよ(^^)☆
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