古くなって至るところに難のある車体を復活させる
のに何から手を付けようか?というのが最も悩ましい
ところであります。
例えるならば建築関係の知識のない人が中古住宅を
購入してなにをどういじっていこうか?と悩むのと
同じことですね。
そういったケースであれば何通りでも引出しを持って
いるのですが、バイクに関しては素人ですので先ずは
この車種に関する勉強からスタートです。
知っておくべきことはエンジン型式・車体型式・電装
の仕様等です。同じ車種でも製造年によってはキャブ
レターの孔径が違っていたりエンジンの点火方式が違
ってたり、バッテリーの容量が違っていたりします。
因みにこのZ50J型は点火方式はポイント式(旧車仕様)
でセルボタンは無くキックでエンジンをかけるので、当然
セルモーターも無くバッテリーの容量も6Vと小さいです☆
以前乗っていたFX以来のレストアですので、先ずは勘を
取り戻すためにスプロケットカバーを磨いてみました。
なかなか綺麗になりました(^^)/ こういった装飾系の磨き
等は「走る・曲がる・止まる」が完璧に出来るようになって
からじっくり仕上げてまいります。
重要課題の中で最初に取り組んだのは全く効かない
フロントブレーキの復活です!
YOUTUBEを見ながら前輪を外してみました。
ドラムブレーキの場合、ブレーキパッドとは言わず
ブレーキシューと呼ばれているようです。この部分が固着
していてブレーキレバーを引いてもほぼ動かなかったのが
効かない原因でした。固まっているバネ等をワイヤブラシ
でしっかり磨き上げ、可動部分にCRCを注入して動きを
良くしました。
ワイヤー固定部に調整ネジがあるのでここで微調整をすると
レバーを少し引いただけでガツンとブレーキが効くように
なりました!
もともとリアブレーキはしっかり効いていたので、これにて
「止まる」ための課題はクリアできたと思います(^^)/
次は走るための電装関係を仕上げてまいります☆