工事の施工に際し、大きな影響を与えるのは気候等の状況
です。例えば12月22日から2月5日までの期間にコン
クリートを打設する場合、通常の強度に温度補正強度を加
えることで寒い季節でのコンクリート打設が可能となる訳
です。
昨日はかわまち交流館の厨房の床をモルタルで仕上げる作業
を行いました。約120㎡を朝からモルタルを流して左官の
職人さんが金ゴテで押さえていくのですが、下地がコンクリ
ート・気温が低い・等の条件が重なってなかなか固まってく
れません。
夕方になっても固まる気配がないので秘密兵器の登場です。
ジャジャーン!
灯油を燃料にどこでも熱風を発生できる「HOTGUN」です☆
これで乾きの悪い箇所に熱風を当ててある程度表面を固め
ます。
そしてやっとのことで(21:30頃)職人さんがモルタル
の上に乗って最後の「押え」の作業を行います。
よくテレビなどで流れる左官職人さんの作業を見ていると、
軽い力で表面を撫でて整えているように見えます。実際は
コンクリートやモルタルがある程度硬化した状態で目一杯
力を入れて「押え」をすることで質の高い表面の仕上りに
なるのです。
ということで結果、朝8時から夜10時までの作業となり
ました。職人さんたちは今日はゆっくり休んでいることと
思います(^^)
2月に入りました。寒くて年度末の工期に追われて1年の
中で心の中が最も混沌とする季節ですが、毎日着実に前進
出来るようコツコツと積み上げてまいります!!