» 名残惜しいです。海人的日記

2017.06.13カテゴリー : a pastime

名残惜しいです。

市内にある内藤記念がいよいよ本格的に解体の準備に

入りそうですね。私が幼少の頃、伯母の結婚披露宴が

内藤記念館で行われたのがとても記憶に残っています。

造られたのは1963年だそうです。築54年目を迎えて

の更新ということになります。

 

こちら側が昔披露宴が行われていたお部屋です。

 

 

施設に池があると必ず覗きに行く少年でした( *´艸`)

 

今でもなお洗練されたデザインだと思います。

細かいディテールまでしっかりと設計者の意思が形に

なっています。

昔の職人さんたちも、今と同様に高い技術をもって素晴ら

しい建物を創っていたのですね。

化粧ブロックの「割付け」も遊びや無駄がなく洗練された

施工です!

 

稲妻階段、これも技術の高さを感じます。

この階段の雰囲気もとても気に入っています。

ジブリのワンシーンに出てきそうな雰囲気です。

モザイクタイルの壁画です。1㎝角のタイルで描かれて

います。建設当時の職人さんはかなり手間がかかったで

しょうけど、54年間も見る人の目を楽しませることが

出来て誇らしいでしょうね。

 

 

この門はどうなるのでしょうか?大きな欅の柱は改めて鉋

をかけたら綺麗な木肌が出てきそうです。解体するのは

勿体ないですね、解体するならどこかへ移築できないだろ

うか?

 

約100年前の煉瓦の塀です。これだけ長持ち出来るのも

先人の英知です。

 

これで見納めです。次はどんな姿になって市民の皆さまを

喜ばせてくれるのでしょうか。

寂しさと楽しみが交錯するような心境で延岡の代表的な

建築物の一つである内藤記念館の見納めでした(^^)

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