現在北浦中学校で行っている体育館の床の張替え工事
ですが、フローリング張りはほぼ完了しました。
これから先はどのような工程に入るかと申しますと・・・
床板は全てタボ孔を通して板の上からビスで固定されて
おり、そのダボ孔を木栓で塞いで仕上げます。
木栓が規則的に並ぶように墨出しをして整然とした仕上り
となるのです。
この状態からどのように仕上げるのか?先ずは表面全体を
研磨して木栓の頭を平滑にし、赤い墨を全て削り取ります。
研磨が完了したらバレーボールやバスケットボールのライ
ンを引き、その上から透明な塗料を塗って床自体の工事は
完了となります。
体育館の床板ってどんな造りなのかな?と当初は知識が
なかったので、相当頑丈な下地なんだろうか?とか床板
はかなり強度のある修正無垢の分厚い板じゃなかろうか?
などいろいろと想像しておりましたが、実際は私どもが
通常作っている住宅の床下の仕様とあまり変わりはあり
ませんでした。
根太は60×60㎜で@300、大引きは@900程度で
床板は2重構成となっており、下地板は厚さ15㎜の構造用
合板です。その上から18㎜のフローリングを張るのですが
無垢の集成材かと思いきや、無垢の部分は表面の8㎜ほどで
その下の10㎜は通常の合板と同じ造りだったのです。
新たな知識と経験を得たこの床の仕上りがとても楽しみです☆