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2011.10.26カテゴリー : リフォーム日記

☆失敗は成功のもと?☆

いつだったか随分久しぶりに同級生を見かけた。

昔の面影を少し残していたものの、落ち武者のようなオッサンに

なっていた。これが月日というものかとしみじみと感じた次第で

あります。

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もし、当時の世界に自分がいたとしたら、落ち武者の姿は滑稽なのだろうか。

滑稽な姿は戦に現れることなく隠れていた輩ではないだろうか。

見た目どんな姿であっても、一生懸命やった上での失敗は必ず何かしらの

気づきや糧を与えてくれます。それが次のステップアップに繋がり、そうやって

人は成長していくものだと思っております。

昨晩は延岡青年会議所の理事予定者会議が開催されました。理事予定者とは

来年の理事のことで、私は来年副理事長の予定者となっております。

理事会では、事前に配信された資料にしっかりと目を通し、意見や質問を

用意して会議に臨まなければなりません。当然、闊達な意見が飛び交う場面

が想定されるものですが、昨日は意見が少なかった。理事会に提出された

議案は協議された後に審議上程されます。協議の段階ではこれ以上ない

ぐらい意見を出し、その議案をより良いものにする、あるいは我々の理念に

沿っていないと却下することもあります。そこで意見が出なければ当然

了承しているということであり、意見を出すというのはそれほど重要なこと

であります。協議案件に対し、意見がなければ審議上程しては?と私は

副理事長の立場で提案した結果、協議案件5つのうち、3件が審議に上程

され可決承認されました。

会議後に、何か最初から思惑があったのではないか?との意見がありました。

それを感じたからあまり意見を言わなかったとも言われました。

私を知っている人間だったら、こんな廻りくどいことを私が考えると思うか?

もし、絶対にこの議案を審議上程したいという思惑があれば私は理事全員に

会って直接お願いすることでしょう。

理事会において副理事長が意見した後に意見は言いにくいということも

聞きますが、もし副理事長が間違った方向へみんなを進ませるような

意見を言っても副理事長だから・・・って自分の意見を殺しますか?

私たち延岡JCが考える正しい道、目指す方向は誰かに従うことですか?

以前、理事会資料が配信された際、明らかにトップダウンですぐに審議上程を

しようとしてるのが見え見えの議案があった。私に言わせれば協議にも値

しない、いい加減な提案書で内容もズサンなものでした。私はすぐに提案者に

電話して、この内容では到底納得できないという旨を伝えました。それを

聞いた上役さんからわざわざ電話を頂きましたが、納得できないものは

出来ません、とキッパリ断りました。物事を判断するのは自分自身、いつでも

間違った判断をしないよう常に自分を磨き、神経を研ぎ澄ませて本質で物事

を捉えなければなりません。

その場で言わないのに後で言う、陰で言うのは青年経済人として最も見苦しい

姿であると私は思っております。

よく青年会議所は失敗が許されると言いますが、あくまでも一生懸命に事業を

組み立てるプロセスを経たうえでの失敗であり、必ず得るものがあります。

何もしなかったというのは救いようのない失敗であると私は思います。この失敗

からは何も生まれませんから。

理事会において最大の失敗は、意見を持ちながら人を憚って何も言わないこと。

自分の信念があるなら、立場を越えて追求するべきであると私は思う。

それはメンバーの1年間を預かる長の使命であり、それが出来なくなったらこの

組織も終わりのような気がします。

 

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