先日、福島県から避難して別の県の学校に転校した子どもが
その移った学校で「放射能に汚染されている」等のいじめに遭い、
またもとの学校に戻ったという話があった。その話を知った時
その子どもではなく、その子の親の顔を想像してみた。なぜ?
子どもにそんなことを言わせる家庭での躾が気になったから。
海人が育った環境は良いことをして当たり前、悪いことをしたら
徹底的に叱られた。剣道をサボったときは1時間の正座と庭で
素足で1000本の素振り。ひどい時は外に正座したまま
バケツで何度も水をかけられたこともあった。泣こうが喚こうが
許してもらえなかった。
今でも思い出すが親は真剣に海人を叱っていた。
海人が思うに小学生に言い聞かせて全てを理解させるのは
不可能である。時にはトラウマになるぐらい痛い目にあったほうが
「これはやっちゃいけないこと」なんだと頭で理解できなくても体で
理解することができる。
そんな親だったからこそ今の自分がいると自信をもって言える。
幼少の頃に育む常識は「家庭」という小さな社会が全てである。
だから親は言動・振舞・マナーは模範とならなければならない、
海人の信条である「率先垂範」がまさにそのことである。意味は
「率先して模範となる行動をする」家庭においても職場においても
必要なことではないだろうか。
少なくとも我が家ではこういった考えのもと子どもを躾けていきたい
と思っている。海麗さんは可愛いからどこまでパパは叱れるか
分かりませんが・・・(--〆)
しかし、彼女の将来を思えばこそ厳しく深い愛情をもって見守って
いきたいと思う。冒頭のような人の心を深く傷つけるようなことを
絶対にせず、逆に困っている人の元気の源になれるような、そんな
人物になってほしいし、海人自身もそこに向かって修行中である。
今回の震災で気付くことがたくさんありますね。
1日も早い復興を!